治療の効果や安全性の観点から、スギ花粉の飛散が始まる直前や飛散時期には治療を開始いたしません。
2016年の治療の開始は、5月16日(月)~12月末までの予定です。 治療をご希望の方は【梅華会耳鼻咽喉科グループ】の各クリニックで お早めにご相談ください。

舌下免疫療法という言葉を聞いたことがありますか?
花粉症でお悩みの患者さんの中にはで耳にしたことがある方も多いかと思います。
2010年より日本国内で始まった臨床治験の結果、スギ花粉症における舌下免疫療法の効果が実証され、いよいよ治療薬の製造販売、保険診療の適応が始まり、治療が進められています。

舌下免疫療法は“治る治療”として期待が大きいわけですが、内容がすこしややこしいため、治療に当たっては患者さん自身にその内容をご理解していただくことで、より良い治療を提供できるのではないかと考え、ホームページをつくるきっかけになりました。少々長くなりますがお付き合いいただき、微力ながらお役に立てば幸いです。

2015年6月~7月実施

舌下免疫療法を受けられた患者さんへのアンケート結果

Q1 スギ花粉の症状は例年と比較するとどうだったか?

回答 割合
とても悪い 0 0.0%
少し悪い 0 0.0%
普通 8 17.8%
少し良い 27 60.0%
良い(ほぼ無症状) 10 22.2%

Q2 スギ花粉飛散期は飲み薬や点鼻薬を使用したか?

回答 割合
昨年よりも強い薬を服用した 3 6.7%
期間中は、昨年と同じ薬を(ほぼ)毎日使用した 17 37.8%
期間中、薬の量を減らして、もしくは弱い薬を使用した 11 24.4%
ほとんどの薬を使用せずに済んだ 8 17.8%
全く薬を使用せずに済んだ 6 13.3%

Q3 スギ花粉飛散中の快適さ

回答 割合
とても悪い、かなりつらい 1 2.2%
少し悪い 9 20.0%
普通 7 15.6%
少し良い 23 51.1%
良い(ほぼ無症状) 5 11.1%

4人に1人は花粉症

アレルギー性鼻炎の患者さんの割合は29.8%(1998年)から39.4%(2008年)5人に2人、と10年で著しい増加を認めています。スギ花粉症も16.2%(1998年)から26.5%(2008年)と増加しています。
つまり4人に1人はスギ花粉症を持っているということになり、まさに“国民病”と呼ばれているゆえんです。
また最近はアレルギー性鼻炎の発症が低年齢化してきているといわれています。
ハウスダスト、ダニといったいわゆる通年性アレルギー性鼻炎がわずかに増加にとどまっているのに対し、15歳までのスギ花粉症の発症率が10年前の2倍に達しています。
小児期に発症した場合には,多くは改善がみられないまま成人に移行している状況です。

“花粉症は治らない“言われたこと方も多いでしょう。ご存知の通り、一旦アレルギー性鼻炎を発症するといろいろな弊害が出てきます。鼻水、鼻つまりや目のかゆみといった症状だけではなく、睡眠の妨げになったり、仕事や授業に集中できないなど日常生活に大きな影響をあたえます。

実は花粉症をなおす、いわゆる根治治療というのがないわけではありません。
皮下注射を用いた“抗原特異的免疫療法”(いわゆる減感作療法)
は以前より根治治療として、鼻アレルギー診療ガイドラインでも推奨されています。この治療は完全に薬が不要になったケース、薬を減らすことができたケース、薬は継続しているが症状は楽になったケースなど含め7~8割の人に効果があるといわれ、非常に良い治療成績が出ています。
しかし様々な理由から一般的には広まっていないのが現状で、実際、減感作療法を受ける患者さんも実施する医療機関も年々減少してきています。

当院でも導入を検討いたしましたが、長期通院、頻回通院など患者さん負担の問題、強いアレルギーや喘息など副作用の問題など、様々な理由から導入を見送ってまいりました。

この治療を一般的に広く実施するため、
患者さんの負担を減らし、副作用を減らすよう改良を加えられた “抗原特異的免疫療法”が舌下免疫療法です。

舌下免疫療法の治療開始のお知らせなど、この治療に関する情報をいち早くメールマガジンでお知らせいたしますので、ご希望の方はこちらからご登録ください。