Q1

舌下免疫をすると完全によくなるの?

スギ花粉症が完全に治り、薬が不要になったという方は20%前後です。
お薬を減らすことができた、という方も含めて症状が改善する人は60~80%ぐらいですが、残念ながら全く効かなかったという方もいらっしゃいます。
症状を改善する治療とご理解ください。

Q2

スギ以外にもアレルギーがありますが・・・?

残念ながら現状では、日本国内で保険適応となっているのはスギのみであり、スギ以外のアレルギーの方には効果がありません。また同時に複数のアレルギーをお持ちの方も、効果はスギに限られるものと思われます。
欧米ではイネ科、ブタクサ、カバノキ・ハウスダストなどで舌下免疫の臨床効果が確認されていますので、日本でスギ花粉症に対するこの方法が広く行われるようになれば、他の花粉についても試されるかもしれません。

Q3

以前に減感作療法を受けたことがあります。

以前に治療を受けたことがある場合、どの程度効果が見込めるのわかりません。適応は慎重に検討する必要があります。

Q4

治療の途中でさぼってしまったけど、もう一度再開できますか?

もう一度再開する場合、最初のお薬が少ないところからやり直しになります。薬を増やした状態で中断してしまった後に、そのまま再開すると口の中が腫れたり、蕁麻疹などのアレルギー症状が出てしまう可能性があるからです。

Q5

子供にも大丈夫ですか?

これまでの報告では、子供さんに対する効果の方が高いのではないかといわれています。これは体の大きさに対してお薬を多く投与できるため、効果も出やすいと考えられています。しかし、お子さんの場合副作用が出ても自分で症状を訴えることができないことなどから、現時点では、12歳未満のお子さまへの治療は適用外となっております。

Q6

妊娠中でも大丈夫ですか?

妊婦さんへの治療に関しては、万が一、重篤な副作用が出た場合、母体が不安定になってしまう事で胎児への悪影響が出ないとも限りません。妊娠初期に行うような事は避けるべきでしょう。免疫療法そのものは胎児への催奇形性は無いと言われていますから、妊娠前から既に減感作を行っていて、維持の段階に来ている方ならば、妊娠を理由に治療を中断する必要はありません。

Q7

他の病気で治療中ですが、舌下免疫療法を受けることはできますか?

喘息で治療中の方や蕁麻疹がある方(副作用が出やすい)、高血圧で内服(βブロッカー)されている方、その他、免疫疾患、心血管疾患、呼吸器疾患、など重篤な合併症をお持ちの方は、副作用の問題から、治療を受けることができません。

Q8

治療中は今まで飲んでいた花粉症の薬は使えないのですか?

症状がありましたら、無理に我慢せず飲んでいただいて結構です。免疫療法は根治を目指すだけでなく、症状の軽減を目指す治療ですので、内服は続けていただき、最終的に減量、中止を目指していきます。 なお内服で副作用のリスクも軽減できると考えられます。

Q9

スギ花粉の時期だけ免疫療法を受けたいのですが?

シーズン中に治療を開始すると副作用が出やすくなる可能性があります。
また花粉が飛散する前(10月~11月)から開始していただき、春先に続けていれは症状が軽くなります。しかし途中でやめると、翌年以降の効果は持続しません。最低でも2年、また3年以上行うと効果が持続しますので、当院では3年~5年の治療をおすすめしています。

Q10

どのような方法ですか?

スギ花粉から抽出したエキス(シダトレン)を舌の下に滴下します。
舌の下に貯めたまま2分間じっと我慢し、飲み込みます。
最初の2週間は少しずつ量を増やし、3週目より通常量の薬を毎日投与します。
1回目の舌下投与は当院にて行ないますが、それ以降は毎日自宅で投与して頂きます。

Q11

年齢は関係ありますか?

12歳以上~69歳以下の方が対象となります。

Q12

副作用などはありますか?

突然のショック症状、腹痛・嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸症状が現れることがあります。この場合、ただちに救急車を要請するなど、迅速な対応をしてください。
そのほか、舌や口の中の腫れ、喉や耳のかゆみ、頭痛が副作用として現れることがあります。この場合も、直ちに医療機関を受診してください。

Q13

通院頻度を教えてください

当法人では治療開始後、2週間に一回通院していただいております。
2年目以降は問題なければさらに通院頻度を減らすことも可能ですが、治療期間中は少なくとも1か月に1回は通院してください。

Q14

スギ花粉の確定診断を受けていないが、舌下免疫療法を受けたい

まず初めに大切なことはスギ花粉症であることを明確に証明しなければなりません。採血などの検査で診断をしますが、スギ花粉症の人にはハウスダスト等、他のアレルギーをもつ人も多くいます。このように併発している人は効果に限りがあることをご理解ください。

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