Q1

アレルゲン免疫療法(減感作療法)とは何ですか?

アレルゲン免疫療法とは、病因アレルゲンを投与していくことにより、アレルゲンに曝露された場合に引き起こされる関連症状を緩和する治療法です。 対症療法とは異なり、アレルギー疾患の自然経過を改善させることが可能な唯一の方法であり、その為には継続的な治療を行う必要があると言われています。

Q2

皮下免疫療法と舌下免疫療法の違いは?

まず、投与方法が異なります。
皮下免疫療法は皮下に注射を行い、舌下免疫療法は舌下にエキスを滴下・保持します。
また、投与頻度は、皮下免疫療法は週に1~2回から月1回程度です。
投与回数はだんだん少なくなりますが、注射のため、投与のたびに病院に通院し、注射の痛みに耐えることが必要です。
一方、舌下免疫療法は投与は毎日ですが、患者様ご自身で自宅にて投与可能です。通院回数は2週に一度~4週に一度になります。

Q3

シダトレンはどのような人に使用できるのですか?

・スギ花粉症の確定診断が出ている方
・長期間、毎日服用できる方
・すべての人に効果が期待できるわけではないことをご理解頂ける方
・効果があって終了した場合でも、その後効果が減弱する可能性があることをご理解頂ける方
・最初の1年は2週間に1度、来院が必要な点をご理解頂ける方
・12歳以上70歳未満の方

Q4

シダトレンはどの病院でも処方してもらえるのですか?

シダトレンは講習を受けてテストに合格した医師のみ処方可能です。
すべての病院で処方できるわけではありません。

Q5

シダトレンの名称の由来は?

シダトレンの名称の由来は、日本スギを表すjapanese cedar(ジャパニーズ シダー)と寛容を表すtolerance(トレランス)から、スギ花粉症患者を免疫寛容に導くという意味合いで、CEDARTOLEN(シダトレン)と命名されております。

Q6

今まで注射でアレルゲン免疫療法(減感作療法)を行っていたが、シダトレンに切り替えることは可能ですか?また、その場合の投与方法は?

皮下注射から舌下への切り替えについては有効性及び安全性のデータは得られていません。
また、切替時の投与方法も確立されていません。 そのため、皮下注射からシダトレンに切り替える際には、スケジュールの最初(増量期の1日目)から始めることをお勧めします。

Q7

シダトレンは妊娠中・授乳中使用可能ですか?

安全性が確立されていないため、使用は避けて頂きます。

Q8

シダトレンはどのように使用するのですか?

舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込んで頂きます。

Q9

シダトレンの治療期間はどのくらいですか?

個人差も御座いますが、3年~5年必要と言われております。

Q10

シダトレンを始めてどのくらいで効果が出てくるのですか?

個人差も御座いますが、治験では2年目で効果がみられた方が、67.2%と言われております。

Q11

シダトレンの海外での発売状況は?

シダトレンは、日本スギの花粉を抗原としており、日本のみの販売で、海外では販売されていません。

Q12

シダトレンは、どのような味がするのですか?

濃グリセリンと塩化ナトリウムが含まれているため、個人差もありますが、甘くしょっぱい感じがします。また、濃グリセリン特有のピリピリ感を感じることもあります。

Q13

「スギ花粉症の確定診断」とは何をすればよいですか?

問診に加え、皮膚反応テスト、または特異的IgE抗体検査(RAST)の結果を組み合わせて診断を行って下さい。(皮膚反応テスト及び特異的IgE抗体検査の両方を実施することもあります)

Q14

シダレントには、どうして増量期が必要なのですか?

アレルゲン免疫療法(減感作療法)は、体をアレルゲンに慣らしていく方法のため、少量から薬剤を投与する増量期が必要です。ショック、アナフィラキシー等の副作用発現の可能性を考慮し、2週間の増量期を設定しました。

Q15

シダトレンが舌下に上手く保持出来なかった場合はどうすればよいですか

飲み込まず口の中に含んだまま、2分間保持して下さい。飲み込んでしまった場合には、追加投与はせず、次回以降に本剤を舌下で2分間保持してください。

Q16

シダトレンの服用方法で、2分間保持した後、飲み込まず、はき出してもいいですか?また、パンなどに滴下して保持後、はき出すのは?

臨床試験は飲み込み法で有効性や安全性を確認しているため、飲み込み法をおすすめします。
また、同試験ではパンなどの支持体に滴下するのではなく、直接舌下に投与する方法で実施いたしました。

Q17

シダトレンの維持期に1mLパックではなく、10mL容器のものを代用しても良いですか?

用法用量に「シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mLパックの全量(1mL)を1日1回舌下に滴下」と記載があり、維持期は1mLパックを使用することになっています。そのため、10mLボトルは使用できません。

Q18

シダトレンは1日1回投与だが、1回分を朝晩2回に分けて投与するのはどうですか?

1回分を2回に分けて投与した場合のデータはなく、ご使用はおすすめできません。コンプライアンスの観点からも1日1回での投与をお願いします。

Q19

旅行にでかける場合など、シダトレンをどのように持ち運べばよいですか

増量期のボトル(10mL)はキャップがきちんと閉まっていることを確認し、立てた状態で、外気の影響を受けないよう出来れば保冷バッグ等に入れて持ち運んでください。直射日光は避け、旅行先で出来るだけ早く冷蔵庫に保管してください。維持期のパック(1mL)も同様です。また、車内や屋外に放置することは避けてください。

Q20

子供がシダトレンを誤ってなめてしまったが、対処法は?

直ちに吐き出してうがいをしてください。異常がみられたら、すぐに医療機関を受診してください。特に緊急性が高いアレルギー症状が1つでもあてはまる場合、救急車を要請するなど迅速な対応が必要です。

Q21

シダトレンの薬液がついた手で眼をこすったり、誤って薬液が眼に入ってしまった場合の対処法は?

かゆみなどのアレルギー反応の症状が現れることがありますので、すぐに水で洗い流して下さい。シダトレン特有の対処法はありません。まずは、患者の症状に合わせて、対処してください。

Q22

シダトレンの有効期間又は使用期限は?

使用期限は、「直接の容器、外箱に表示」です。
シダトレン スギ花粉舌下液200JAU/mL、2,000JAU/mLボトル:1年6か月、
シダトレン スギ花粉舌下液2,000JAU/mL パック:2年 です。

Q23

増量期の薬剤(シダトレン)が余った時はどうすればよいですか?
ボトルやパックの廃棄方法は?

増量期のボトルに残った薬液は、紙等に吸収させる等して可燃ゴミとして捨ててください。ボトルやパックは各自治体で定められたルールに従って捨ててください。(薬液が手についた場合は水で洗い流してください。薬液がついた手で目などを擦ると、かゆみなどの症状が現れる場合があります。)

Q24

なぜ初回投与時は30分間院内に待機が必要なのですか?

用法及び用量に関連する使用上の注意(初回投与時は医師の監督のもと)一般にアレルギー反応は通常30分以内で発現すること、実際に欧州等で承認されている安全性定期報告において、投与後に発現した重篤なアナフィラキシーの半数以上(13/21例)は、初回投与後2~20分に発現していたことから、重篤なアナフィラキシーの多くは初回投与初日に発現する可能性が高く、初回投与は医療機関にて医師の監督下で行う事が必要と考えられるからです。