西宮市・芦屋市・尼崎市梅華会耳鼻咽喉科グループのダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法専門サイト

ダニにはたくさんの種類が
あることをご存知ですか?

よく思い浮かべるのはイヌやネコにたかって血を吸うあのダニでしょうが、実はこれまで分かっているだけでも、ダニはなんと20,000種類もあるそうです。 その中で人間の生活に直接関わりがあるダニには、次のような種類があります。
チリダニ体長0.1~0.4mm
布団やベッド、じゅうたん、たたみ、ソファーなど家の中に普通に一年中生息し、人の体から落ちた、垢(あか)や皮膚のかけら、フケなどをエサにして繁殖します。
活動が活発になるのは梅雨から夏にかけてです。
チリダニは、ヒトを咬むことはありません。
ツメダニ体長0.3~1.0mm
チリダニをエサとするので、チリダニが発生する場所に梅雨から秋にかけて発生し生息します。ヒトを咬んで体液を吸いますが吸血はしません。
イエダニ体長0.6~0.7mm
春から秋にかけて発生しネズミに寄生するダニですが、大量発生すると人間の血を吸うこともあります。
コナダニ体長0.3~0.4mm
梅雨時季から秋にかけて、特に梅雨時に爆発的に繁殖するダニで、小麦粉やミックス粉などに発生して、誤って粉と一緒に口から摂取するとアレルギー症状を引き起こすことがあります。
マダニ体長2~4mm
夏から秋にかけて山や草むらに発生し、ヒトやイヌ、ネコなどの哺乳類に取り付いて吸血します。吸血時にはコロッと膨らんで1cmにもなることがあります。
咬まれたヒトがSFTSという感染症にかかり死亡する事例も報告されています。
ヒゼンダニ体長0.2~0.4mm
一年中発生し、ヒトの皮膚の奥深くに寄生すると、強いかゆみが生じ「疥癬(かいせん)」という皮膚病を引き起こします。
梅雨から夏にかけて活動が活発になります。

アレルギー性鼻炎を
引き起こすチリダニ

この中で、アレルギー性鼻炎に関係するのは「チリダニ」です。
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チリダニには「コナヒョウヒダニ」と「ヤケヒョウヒダニ」の2種類があり、その死骸や糞(ふん)が原因でさまざまなアレルギー症状が引き起こされます。 どちらも高湿度の環境を好む傾向にあり、家の中のアチコチに普通に見られるダニです。
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